2009年1月6日、うたたねを利用し、他の利用者に未成年者による援助交際ものの児童ポルノ動画を提供する目的で所持していたとして、愛知県の男性(39)が児童買春・児童ポルノ禁止法違反(提供目的所持)の容疑で、奈良県警、三重県警に逮捕された。同日、奈良、三重県警が男性立ち会いのもと、家宅捜索を行い、現行犯逮捕した。

男性は、「うな鯖」と呼ばれるOpennapサーバを運営し、うたたね等クライアントを利用した200〜300人のユーザがそこに接続していた。管理人を含む複数のユーザが、うな鯖にて児童ポルノ動画の共有を行っており、その情報を掴んだ奈良・三重県警が2008年1月から捜査が開始。同月、三重県在住のユーザを逮捕したのを皮切りに、5名のユーザが児童買春・児童ポルノ禁止法違反(提供目的所持)の容疑で相次いで逮捕された。その捜査の過程で、うな鯖管理人の割り出しに成功し、家宅捜索に至った、という(マイコミジャーナル)。なお当時、管理人に先行して逮捕されたユーザのうち、4名に有罪判決が下されていた(InternetWatch)。

いわゆる子鯖管理人が逮捕に至ったこの事件ではあるが、サーバの運営によって逮捕されたわけではなく、一ユーザとして児童ポルノを提供していたことに対する責任が追及された形になる。

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