winny_logo2009年2月12日、WinnypやeMuleを利用し、 他の利用者に児童ポルノ動画を提供していたとして、千葉県の会社員男性(28)が、 児童買春・児童ポルノ禁止法違反(提供、提供目的所持)の容疑で、埼玉県警に逮捕された。逮捕容疑は、2008年9月24日、eMuleを利用し、外国人と見られる10歳前後の少女のポルノ動画を提供した疑い。また、2009年1月15日にも同様のポルノ動画をWinnypの共有フォルダに置いた状態でネットワークに接続していた。

emule押収した男性のPCにはeMuleはインストールされてはいなかったが、解析したところ、2008年3月から11月にかけて、eMuleを利用していたことが確認された。男性は、2008年11月にeMuleユーザが児童ポルノ共有で同県警に逮捕されたという報道を知り、怖くなって削除していた。それでも、Winnypの利用は継続していたようで、1日に約30GBものデータを送信していたと見られている(全て児童ポルノ動画かどうかは不明だが)。

男性は調べに対し、容疑を認め、「14歳以上はダメだ。eMuleは児童ポルノ動画を収集する最高のツールだ」(MSN産経ニュース)と供述していたという。

この件は、昨年6月、ドイツの捜査機関が国際刑事警察機構を通じ、警察庁に情報提供したことで捜査が開始された(asahi.com)。

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