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もうだめぽニュース

P2Pファイル共有に関連した国内検挙事例、裁判を振り返ります。

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2011年4月:Winny/Shareでアニメ・映画を公開の男性2名、著作権侵害容疑で家宅捜索

share兵庫県警サイバー犯罪対策室と加古川、東灘署は、テレビアニメや米映画を権利者に無断でファイル共有ネットワーク上に公開したとして、著作権法違反(公衆送信権侵害)の容疑で、芦屋市の男性(25)と神戸市の会社員の男性(53)の自宅を捜索していたことが、2011年4月4日、明らかとなった。容疑が固まり次第、二人を逮捕する方針。

芦屋市の男性は、2月下旬、Shareを使用し、アニメ「はじめの一歩」を権利者に無断で、不特定多数のユーザにアクセス可能な状態にした疑い。

winny_logo神戸市の男性は、1月上旬、Winnyを使用し、映画「ソーシャル・ネットワーク」」を権利者に無断で、不特定多数のユーザにアクセス可能な状態にした疑い。男性は、同映画の日本での封切り(1月15日)を前に公開していたと見られており、県警は入手経路の特定を進めているという。

今回、摘発を行った兵庫県サイバー犯罪対策室は4月に発足されたばかり。これが初の着手となる。

2011年4月15日時点では、二人の逮捕は確認されていない(ACCS/JIMCA)。

追記:2011年4月20日

ACCSによると、芦屋市の男性は4月4日には兵庫県警に逮捕されていたとのこと。同男性は4月20日、著作権法違反(公衆送信権侵害)の容疑で、神戸地検姫路支部に追送検された。

芦屋市の男性の容疑は2011年2月24日、Shareを使用し、サンライズが著作権を有するアニメ「∀ガンダム」第50話を、権利者に無断で不特定多数に閲覧可能な状態にした疑い。

県警によると、家宅捜索などで、「うる星やつら」「鋼の錬金術師」等のアニメ、漫画コミックなど300タイトル、2万8千ファイルを公開していたことが確認されたという。

男性は調べに対し、「ダウンロード速度を安定させるため」にアップロードしていた、「たくさんの作品の放流元として有名になりたかった」(神戸新聞)と供述している。

兵庫県警によるサイバーパトロールの際に発見され、ACCSを通じて著作権者に連絡したという。

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2010年9月: ファイル共有ソフトを利用した児ポ法違反事件、全国一斉摘発で18人を逮捕

2010年9月28日、警察庁はファイル共有ソフトを利用した児ポ法違反事件の一斉摘発を行ったと発表した。岩手、群馬、千葉、愛知、静岡、広島、滋賀、兵庫、沖縄、愛媛、青森、福島、警視庁など全国21都道府県警が、9月27日から翌28日にかけて摘発に着手、児童買春・ポルノ法違反(公然陳列・提供目的所持)などの容疑で、全国50カ所を家宅捜索した。

一斉摘発の対象は30人程度おり、そのうち18人が逮捕、一部は今後も任意で捜査が続けられる。逮捕されたのは20〜52歳の会社員や大学生、医師、法務局職員、県職員など。逮捕容疑は、児童買春・ポルノ法違反(公然陳列)が9人、同(提供目的所持)が6人、わいせつ図画公然陳列容疑が3人。また、16歳と17歳の男子高校生も任意で摘発された。

使用されたファイル共有ソフトは、eMuleが21件、LimeWireが6件、Cabosが2件、Winny、Share、Shareazaが各1件。他と比べるとeMuleの件数が際立つが、これは海外でも児ポファイル共有のためによく用いられているために集中したのかもしれない。また、Shareazaを使用した同法違反による摘発は今回が初とされているが、ShareazaがサポートするGnutella(LimeWire/Cabos)またはed2k(eMule)ネットワークでの児ポ共有による摘発だと思われるので、さして目新しさはない。

また、警察庁によると、今回の一斉摘発では、一部の捜査で警察庁が2010年1月から運用を開始した「P2P観測システム」を活用し、違法ファイル情報の収集、分析を行ったという。

参考記事

今回の一斉摘発にからむ逮捕報道について、以下にまとめる。

群馬県警

emule2010年9月27日、eMuleを利用し、児童ポルノ画像をインターネット(ed2kまたはkadネットワーク)上に公開したとして、群馬県警少年課と生活環境課、前橋署は、東京都杉並区在住の会社員の男性(37)を児童買春・ポルノ禁止法違反(公然陳列)とわいせつ図画公然陳列の疑いで逮捕した。

逮捕容疑は、6月22〜23日、自宅PCに保存した女児のわいせつな画像115点を、ファイル共有ソフトを利用して、不特定多数のユーザに閲覧可能な状態にした疑い。これらの画像は、eMuleを利用して入手していたと見られている。

男性は容疑を認め、「性的好奇心を満足させるため、08年8月ごろから収集を始めた」(毎日jp)と供述している。

群馬県警少年課がサイバーパトロール中に児童ポルノを発見したことが、捜査の端緒となった。

参考記事

岩手県警

2010年9月28日、Shareazaを利用し、児童ポルノ動画をインターネット上に公開したとして、岩手県警少年課と久慈署、北上署は、岩手県の県職員の男性(51)を児童買春・ポルノ法違反(公然陳列)の容疑で現行犯逮捕した。

逮捕容疑は、28日午前8時40分頃、自宅PCからShareazaを利用し18歳未満の女児のわいせつ動画2点を、不特定多数のユーザに閲覧可能な状態にした疑い。県警少年課によると、男性のPCには複数のわいせつ動画が保存されており、他にも児童ポルノが含まれていないか調べを進めている。

YOMIURI ONLINEによると、「家宅捜索に入った捜査員が、(男性)のパソコンを起動させ、わいせつな動画がネット上で閲覧可能になっているのを確認した」とのこと。個人的には、これで現行犯になるのかと、いささか疑問に思う。

岩手県警によると、2010年9月上旬、栃木県警からの情報提供により、男性の捜査に着手したという。

2010年10月18日、この男性は、盛岡簡裁から罰金30万円の略式命令を受け、即日納付。2010年11月9日、岩手県は同男性に対し、停職4ヶ月の懲戒処分にしたことを発表した。

参考記事

静岡県警

2010年9月28日、ファイル共有ソフトを利用し、インターネット上に児童ポルノ動画を公開したとして、静岡県警少年課などは、東京都江東区の千葉法務局職員の男性(37)を児童買春・ポルノ禁止法違反(公然陳列)の疑いで、山梨県甲府市在住の無職の男性(22)を同(公然陳列目的所持)の疑いでそれぞれ現行犯逮捕した。

逮捕容疑は、法務局職員の男性は2010年9月27日、未成年の女児のわいせつ動画10点をファイル共有ソフトを利用し、不特定多数のユーザに閲覧可能な状態にした疑い、また、無職の男性は2010年9月27日、未成年の女児のわいせつ動画37点を同ソフトがインストールされたPCに公開目的で所持していた疑い。

男性らはいずれも、「趣味で保存していた」(毎日jp)と容疑を認めているという。

2010年10月7日、この千葉の法務職員は浜松簡易裁判所から罰金50万円の略式命令を受け、即日納付した。2010年11月12日、千葉地方法務局は同男性に対し、停職3ヶ月の懲戒処分を下した。同日、男性は辞職した。

参考記事

広島県警

emule2010年9月28日、eMuleを利用し 児童ポルノ動画をインターネット(ed2kまたはkadネットワーク)上に公開したとして、広島県警は宮崎県宮崎市の無職の男性(40)と大阪府茨木市の男子大学生(20)を、児童買春・ポルノ禁止法違反(公然陳列)とわいせつ図画陳列の疑いで逮捕した。

逮捕容疑は、eMuleを利用し、8歳未満の女児のわいせつな画像10枚を、無職の男性は4月16〜20日に、男子大学生は6月17日に、インターネット(ed2kまたはkadネットワーク)上で不特定多数のユーザに閲覧可能な状態にした疑い。

広島県警のサイバーパトロール中に画像を発見したことが、捜査の端緒となった。

参考記事

滋賀県警

share2010年9月28日、Shareを利用し、児童ポルノ画像をShareネットワーク上に公開する目的で所持していたとして、滋賀県警少年課などは岐阜県北方町の契約社員の男性(22)を、児童買春・ポルノ禁止法違反(公然陳列目的所持)の疑いで現行犯逮捕した。男性は容疑を認めている。

逮捕容疑は、2010年9月27日、Shareネットワーク上の不特定多数のユーザに閲覧させることを目的として、「関西援交」と呼ばれる児童ポルノ画像を所持していた疑い。

男性は「04年ごろからわいせつな画像を集め始めた」(毎日jp)と供述しているという。

7月末、滋賀県警のサイバーパトロール中に男性が流していた児童ポルノ画像を発見したことが捜査の端緒となった。

参考記事

青森・福島県警

Cabos_Logo2010年9月28日、Cabosを利用し、児童ポルノ画像をGnutellaネットワーク上に公開、または公開する目的で所持していたとして、青森・福島県警の共同捜査本部は、茨城県土浦市の歯科医の男性(32)を児童ポルノ法違反(公然陳列)、山形県鶴岡市の会社員の男性(22)と茨城県取手市の無職の男性(35)を同(公然陳列目的所持)の容疑で、現行犯逮捕した。

asahi.comによると、共同捜査本部は27、28日の2日間、全国一斉捜査の一環としてサイバーパトロールを実施し、男性らを検挙した模様。とはいえ、27日に発見して、28日に現行犯逮捕というのも出来過ぎている感もあるので、以前からマークしていたんじゃないかと思えるのだが。

逮捕容疑は、歯科医の男性はCabosを利用し「医師の鑑定で18歳未満と判断された女児のポルノ画像複数枚」(asahi.com)をGnutellaネットワーク上の不特定多数のユーザに閲覧可能な状態にした疑い、会社員の男性と無職の男性は同様の画像を公開する目的で所持していた疑い。

LimeWireまた、同捜査本部は、LimeWireを利用し、児童ポルノ画像を公開したとして、青森県上北地方の男子高校生(17)を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(公然陳列)の疑いで摘発した。男子高校生については、青森県警野辺地署が任意で取り調べており、「同法違反の非行事実で家裁に送致する方針」(YOMIURI ONLINE)とのこと。捜査関係者は「男子高校生は児童のわいせつ画像をファイル共有ソフトで閲覧できる状態にしたことに対し、犯罪性の認識があいまいだった」と語っている。

このYOMIURI ONLINEの記事では、上記の3人の男性の摘発について、LimeWireを使ったとの記述があり、Cabosを使用したというasahi.comの報道とは異なっている。正確なところはわからないが、いずれにしてもGnutellaサーバントを利用しての摘発であることは間違いないだろう。

なお、東奥日報には、「5人を摘発した」とあり、上記4人の他にももう1人を摘発したようだ。

参考記事

岡山県警

2010年9月28日、岡山県警少年課は、ファイル共有ソフトを使用した児童ポルノ法違反容疑で岡山県倉敷市の会社員の男性(40)と愛知県知多市の会社員の男性(25)を、わいせつ図画公然陳列容疑で広島県広島市の建築業の男性(41)を逮捕した。

参考記事

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2010年9月: Winnyで映画公開の男性、著作権法違反で逮捕

winny_logo2010年9月27日、Winnyを利用し、日本公開前の映画をWinnyネットワーク上に公開したとして、京都府警ハイテク犯罪対策室と七条署は、茨城県日立市のホテル従業員の男性(37)を著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで逮捕した。

逮捕容疑は、2010年4月7日午前、自宅のパソコンからWinnyを使用し、日本での劇場公開2日前の米映画『シャッターアイランド』を不特定多数のユーザに公衆送信しうる状態にし、パラマウントピクチャーズの著作権を侵害した疑い。

京都府警によると、男性はこの映画ファイルをShareにて入手し、Winnyに「輸出」していたようだ。この映画ファイルにはファンサブ日本語字幕が付けられていたが、これはShareで入手した時点でつけられていたものと思われる。また、押収したPCを調べた結果、映画やアニメなど約2万1500点のファイルが保存されていた。「ネット上に流されていた作品を5年以上前から集め、共有ソフトで配信した」(日経新聞)と供述し、映画『シャッターアイランド』以外にも複数の映画やアニメなどを輸入していたようだ。

また、男性は調べに対し、「ダウンロードした作品を広く見られるようにするのは、同ソフトを使う者の常識。犯罪とはわかっていたが、逮捕されるとは思わなかった」(読売新聞 関西発)と供述しているという。

読売新聞 関西発によると、捜査の端緒として、「警察庁が今年1月に導入した、ファイル共有ソフトを使って流通する違法動画の監視システムで7月に見つかり、府警が捜査していた」とあり、発見した7月からさかのぼって、4月の二次的放流について検挙に至ったことが推測される。

なお、本件では「共有は常識」というフレーズが琴線に触れたのか、様々なニュースメディアがこの件を扱っているが、その表現もまた様々で実に味わい深い。

  • 「ダウンロードした作品を広く見られるようにするのは、同ソフトを使う者の常識。」(読売新聞 関西発
  • 「ファイル共有ソフトを使ってダウンロードしたものをソフト上にアップするのは、この世界では常識」(MSN産経ニュース
  • 「(流出させるのは)ファイル共有の世界の常識。」(毎日jp
  • 「ファイル共有はこの世界の常識」(asahi.com

さすがに朝日の表現は、発言の意図をねじ曲げているように感じる。以前にも書いたが、おそらく「なぜこのような行為(輸入/違法アップロード)を行ったのか」という問いを突き詰めていく過程で、「(違法)ファイル共有界隈ではそれが当たり前のルールだったから」という答えに落ち着いたというところかもしれない。供述がやや仰々しい言葉になるのも、警察の取り調べにおいて、「何となく」とか「あまり考えずにやっていた」という答えが答えにならず、明確な動機となる供述が出るまで掘り下げられるためなのだろう。

2010年11月29日、京都地裁にて初公判が開かれた。男性は起訴内容を認め、即日結審した。検察側は冒頭陳述にて、男性が情報の発信に満足感を覚えていたこと、逮捕までに数万のファイルを公開してきたことを指摘、「常習的犯行であることは明らかで、著作権者に与えた経済的被害は計り知れない」(MSN産経)として懲役1年6ヶ月を求刑した。 弁護側は、男性は反省しているとして、執行猶予付の判決を求めた。

2010年12月6日、京都地裁は男性に対し、懲役1年6ヶ月、執行猶予3年の有罪判決を下した。佐藤洋幸裁判官は複製権侵害についても認め、「著作権をないがしろにした身勝手な犯行だが、反省している」(MSN産経)として執行猶予付きの判決となった。

参考記事

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2010年9月: Winnyで児ポ動画のキャッシュ公開の男性、児ポ法違反で逮捕

winny_logo2010年9月9日、Winnyを利用し、児童ポルノ動画をWinnyネットワーク上に公開したとして、警視庁少年育成課は、岡山県岡山市在住の無職の男性(33)を児童買春・ポルノ禁止法違反(公然陳列)の容疑で逮捕した。Winnyにおける同容疑での逮捕はこれが初となる。

逮捕容疑は、2010年7月15日、8、9歳くらいの女児2人のわいせつ動画2点を、Winnyのキャッシュファイルとして残したまま、Winnyネットワークに接続し、結果、不特定多数のユーザに閲覧可能な状態にした疑い。

ダウンロードした(している)ファイルが、キャッシュファイルとして他のユーザにアップロードされるというWinnyの仕組みから、警視庁は「『未必の故意』を問えると判断し、摘発に踏み切った」(時事通信)。キャッシュファイルによるアップロード行為によって、摘発に至った児ポ法違反のケースはこれが初となる。

また、男性の特定に際しては、今年1月に導入された警察庁の「P2P観測システム」が活用されたという。押収された男性のPCからは、児童ポルノやわいせつ動画など7〜8万点のファイルが保存されていた。

男性は容疑を認め、「以前から中学生までの女児が好きだった。09年2月ごろからウィニーを使うようになり、興味本位で児童ポルノ動画や画像を収集していた」「(引用註: Winnyは)動画を収集するのに使い勝手がよかった」(毎日jp)、「みんなに見てもらいたかった」(時事通信)と供述しているという。

参考記事

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2009年9月: Winnyで映画を違法配信、男性1人を逮捕

winny_logo通算6例目となるWinnyを利用した著作権侵害事件の検挙事例。

P2Pファイル共有ソフトWinnyを利用し、映画「デトロイトメタルシティ」やテレビドラマなどを不正に配信したとして、警視庁ハイテク犯罪対策総合センターは9月15日までに、消防署員の男性(58)を著作権法違反(公衆送信権の侵害)の容疑で逮捕した。

逮捕容疑は、2008年11月29日から2009年2月6日にかけて、自宅のパソコンでWinnyを利用し、映画「デトロイトメタルシティ」、テレビドラマ 「マラソン」など4作品を不特定対数のユーザに公衆送信しうる状態にした著作権侵害の疑い。2008年12月に、「デトロイトメタルシティ」の配給元 東宝が「DVD発売前にもかかわらず、作品がネット上に流出している」( Internet Watch )と相談したから、警視庁が捜査していた。

警視庁ハイテク犯罪対策総合センターは、2009年3月、容疑者宅を家宅捜索し、DVD約700枚を押収。容疑者は捜査後の3月末、一身上の理由から依願退職している。

容疑者は調べに対し、「他人に売らなければ大丈夫だと思った」( 時事ドットコム )、「映画が趣味だった。」( 47NEWS )、「消防署からファイル共有ソフトの使用禁止の指導を受けていたが、無料で映画を入手できるという安易な気持ちが上回った」( 毎日jp )と供述している。また、5年間で約3000作品をダウンロードし、そのうち約1000作品を無断で配信していたという。

不正に配信された映画やドラマの入手元は主にファイル共有ソフトを利用して入手していたと見られ、主に映画はWinMX、ドラマはWinnyとファイル共有ソフトを使い分けていたという。

男性に対する裁判の傍聴記事によると、この男性は事件後、離婚されたそうだ。

上記の記事にはないが、この男性には懲役1年執行猶予3年(求刑1年)の判決が言い渡されている。

参考記事

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2009年7月: アダルトゲーム無修正改造版を公開のShareユーザ、わいせつ物陳列容疑で逮捕

share2009年7月8日、Shareを利用し、アダルトゲームの改造版をネットワーク上に公開したとして、神奈川県の風俗店従業員男性(38)が、猥褻物公然陳列容疑で京都府警に逮捕された。逮捕容疑は、6月21〜22日にわたって、アダルトゲームソフト『レイプレイ』のモザイク除去、性器テクスチャ貼り付けなどの改造が施された改造版を、Shareを利用してネット上に公開していた疑い。逮捕当時、男性は容疑を否認していた。

府警は当初、著作権侵害容疑での捜査を行っていたが、過激な内容に改造された点を重視したとして、猥褻物公然陳列罪容疑での立件に踏み切った。

ただ、この『レイプレイ』とゲームソフトは、過激な性暴力表現ゆえに、国内外からの批判、規制の声が上がっていたこともあり(InternetWatch/産経新聞)、それを背景に『レイプレイ』の改造版をリリースした男性がターゲットにされたのではないか、とも推測できる。実際、京都地検は男性の猥褻物陳列罪容疑について処分保留とした。

しかし、この事件はこれだけでは終わらなかった。2009年7月29日、京都府警ハイテク犯罪対策室は、この男性がWinny(またはShare)を利用して、児童ポルノ画像、動画など公開したとして、児童買春・ポルノ禁止法違反(公然陳列)などの容疑で再逮捕した。逮捕容疑は、2009年7月8日、児童ポルノ動画など47点を、インターネット上に公開した疑い。

再逮捕時には男性は容疑を認め、「ファイル共有ソフトの世界を活性化させたかった」「ファイル共有ソフトの世界は違法ファイルを公開する者がいてこそ成り立つ。大量に流して活性化させる使命感があった」(YOMIURI ONLINE)などと供述した。男性は5年間にわたってこうした送信を行っていたと見られている。

もちろん、児童買春・ポルノ禁止法違反であれば、それ相応の対処として逮捕するというのもかまわないのだが、それに先行して、なぜあえて『レイプレイ』での猥褻物公然陳列容疑での逮捕に踏み切ったのか、という点が疑問である。京都府警は2009年2月にも、Shareを利用した児童ポルノ共有ユーザを逮捕しており、完全に不可能だったというわけではないだろう。ともすれば、別件逮捕ともとれなくもないが…。

参考記事

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2009年2月: Winny暴露ウィルスによる盗撮画像流出、撮影者の男性を逮捕

winny_logoWinny暴露ウィルスに感染したPCより漏洩した盗撮画像がネット掲示板等で話題となり、PCの所有者であり盗撮画像を撮影した宮城県の会社員男性(28)が出頭、2009年2月23日、県迷惑防止条例違反で宮城県警塩釜署に逮捕された。逮捕容疑は、同月6日、県内の100円ショップにて女子高生のスカートの中を盗撮した疑い。

この一件は、男性がWinny上に氾濫している暴露ウィルスに感染し、漏洩した個人情報を入手した人物が2ちゃんねるダウンロードソフト板にて報告したことに端を発する。その後、漏洩した情報から撮影者個人や撮影場所の特定が進められ、同月8日深夜には、本人と思われる人物が掲示板に降臨。盗撮を謝罪するとともに、出頭することを約束。翌日には塩竃署に出頭し、事情聴取、家宅捜索を受けたことなどが書き込まれた。

この一件は、Winnyを利用していたことで発覚した事件であり、直接関連するニュースではないのかもしれないが、その過程にP2Pファイル共有が大きく関わっているため、掲載することにする。なお、この記事は、漏洩した情報を入手し、個人を特定することを是とするものではない。

参考記事

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2008年9月: Winnyで国内公開前の映画をリリースした男性、逮捕

winny_logoShareで初となる逮捕者を出してから4ヶ月、ついにShareでも…という興奮が冷めたのか余韻程度には残っていたのかはわからないが、相変わらずせっせとファイル共有にいそしんでいたダウソ板に再び動揺が走った。

2008年9月18日、Winnyを利用し、国内未公開の米Universal City Studiosの映画『ウォンテッド』などを無断でアップロードできる状態にしたとして、宮城県の無職男性(33)が著作権法違反(公衆送信権侵害)の容疑で、京都府警生活経済課ハイテク犯罪対策室と城陽署に逮捕された。この男性は、単に映画をリリースしていただけではなく、自ら映画に字幕を加え、リリースする字幕職人であった。

この事件は、海外での公開時期と、日本での公開時期とのズレを背景としている。日本での劇場公開を前に、海外の劇場で盗撮されたものや、既に海外でDVDとしてリリースされたものがインターネット上に流通することは珍しくなく、そうしたデータを入手し、独自に字幕をつけるという活動はファイル共有界隈では古くから行われていた。そうした活動を行う人物は字幕職人と呼ばれ、この無職男性もその一人であった。それも、非常に人気の高い字幕職人『tikal』として、よく知られた存在でもあった。

逮捕当時から、過去2年間にさかのぼって、彼が作成した字幕を元にリリースされた映画は26本に上るとされており、多くの作品が劇場公開前にリリースされていた。

同年12月、京都地裁は男性に対し、懲役2年、執行猶予3年(求刑2年)の有罪判決を言い渡した。

映画の違法共有による逮捕者は、2003年11月、Winnyでの初の逮捕に続く2例目、また、字幕職人としては初の例となった。

参考記事

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2008年3月: Winnyユーザ2名が書類送検、アプリケーションのダウンロードで

winny_logo2008年3月24日、福岡県警生活経済課と筑紫野署は、Winnyを利用し、ゼンリンのソフトウェアを無断でアップロードできる状態にしたとして、兵庫県の警察官男性(31)、福岡県の会社員男性(35)を、著作権法違反(公衆送信権侵害)の容疑で、福岡地裁に書類送検した。これまでの事例に加えると4例目。

この事件は、容疑者の1人が警察官だったと言うこともあって、ダウソ板ではそれなりに盛り上がっていたが、それ以外にも、一次放流者ではない二次的なアップローダーがターゲットになったのではないか、ということで話題になっていた。

福岡県警は、警察官男性が「意図的に著作権を侵害するつもりはなかった」(asahi.com)としながらも、「データをダウンロードすれば自動的に不特定多数が入手できる状態になるウィニーの特性」を認識した上でダウンロードしており、著作権法違反(公衆送信権侵害)に当たると判断したという(時事通信)。

しかし同年6月30日、福岡地検は、「(地図情報は)たまたまネットで閲覧できる状況だった」として、男性警察官が故意に流出させた可能性は低いと判断、警察官男性を起訴猶予処分とした(47NEWS)。

なお、この警察官男性には停職1か月の処分が下された。

まぁ、この一件をもって、ダウンローダーもアップローダーと同様の責任を負うのかどうか、という問題の答えが出たというわけでないので、お墨付きを与えられたと勘違いしないように。

もう1点、この事件が興味深い点は、これまでファイル共有における検挙事例は全て京都府警によるものであったが、この件では福岡県警であった。起訴猶予処分には終わったが、各都道府県警でのファイル共有事件への対応は進みつつあることが伺われる。

参考記事

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2008年3月: Winny暴露ウィルスによる児童ポルノ画像流出、撮影者の男性を書類送検

winny_logoWinny暴露ウィルスに感染したPCより漏洩した児童ポルノ画像がネット掲示板等で話題となり、PCの所有者であり児童ポルノ画像を撮影した神奈川の会社員男性(41)が出頭、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造)のの容疑で横浜地検に書類送検されていたことが、2008年3月13日にわかった。

男性は、知人女性宅で女性の長女(10)が寝ているところを、衣服を脱がせ、下半身などを撮影し、PCに保存していた。Winny暴露ウィルスに感染したことにより、そのデータや、男性の氏名、住所、電話番号、メールアドレス等情報が漏洩し、その情報を取得した人物が2ちゃんねるにて報告したことで、この事件が発覚した。

男性は当初ウィルスに感染したことに気づいていなかったが、メールで本人に通知する人物が現れるなどして、情報漏洩と事件の発覚を知った。言い逃れできないと悟った男性は、当時の上司に付き添われて出頭した。

この一件は、Winnyを利用していたことで発覚した事件であり、直接関連するニュースではないのかもしれないが、その過程にP2Pファイル共有が大きく関わっているため、掲載することにする。なお、この記事は、漏洩した情報を入手し、個人を特定することを是とするものではない。

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