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もうだめぽニュース

P2Pファイル共有に関連した国内検挙事例、裁判を振り返ります。

映画

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2011年7月:Shareで映画を公開の男性、著作権侵害容疑で最終送検

share2011年7月8日、Shareを使用し、映画作品を送信可能な状態にしたとして、岡山西署は、岡山市の会社員の男性(57)を、著作権侵害などの容疑で最終送検した。

送検容疑は、2011年3月13日から21日、自宅のパソコンからShareを使用し、「GANTZ」や「それいけ!アンパンマン だんだだんとふたごの星」など映画4作品を、権利者に無断で不特定多数に自動送信しうる状態にした疑い。

男性は調べに対し、「映画を公開することで、他人とのファイル交換を有利にしたいと思った」と供述しているという。また、押収された男性のパソコンからは、映画やわいせつ動画など約500ファイルが発見された。

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2011年4月:Cabosで入手したアニメをShareで公開、著作権法違反容疑で男性を逮捕

share2011年4月26日、Shareを使用し、劇場版アニメ作品を不特定多数に送信可能な状態にしたとして、千葉県警サイバー犯罪対策室と千葉県警中央署は、長崎県長崎市の無職の男性(42歳)を、著作権法違反(公衆送信権侵害)の容疑で逮捕した。男性は容疑について認めているという。

逮捕容疑は、2011年1月12日頃、Shareを使用し、東映が著作権を有するアニメ映画「ワンピースフィルム ストロングワールド」を、権利者に無断で公衆に送信しうる状態にしたと疑い。

逮捕前日には家宅捜索が行われ、男性宅からパソコンやハードディスク等8点を押収。ACCSによると、「押収したパソコンには、アニメや映画などが50のフォルダに記録されていた」という。

調べによると、男性はこのアニメ作品をCabosを介して入手し、Shareに輸入していたとのこと。千葉県警のサイバーパトロールにて発覚し、ACCSを通じて著作権者である東映に連絡され、告訴に至った模様。

なお、アニメ映画「ワンピースフィルム ストロングワールド」は、2009年12月12日に劇場公開、2010年8月27日にDVD/Blu-rayが発売されている。

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2011年4月:Winny/Shareでアニメ・映画を公開の男性2名、著作権侵害容疑で家宅捜索

share兵庫県警サイバー犯罪対策室と加古川、東灘署は、テレビアニメや米映画を権利者に無断でファイル共有ネットワーク上に公開したとして、著作権法違反(公衆送信権侵害)の容疑で、芦屋市の男性(25)と神戸市の会社員の男性(53)の自宅を捜索していたことが、2011年4月4日、明らかとなった。容疑が固まり次第、二人を逮捕する方針。

芦屋市の男性は、2月下旬、Shareを使用し、アニメ「はじめの一歩」を権利者に無断で、不特定多数のユーザにアクセス可能な状態にした疑い。

winny_logo神戸市の男性は、1月上旬、Winnyを使用し、映画「ソーシャル・ネットワーク」」を権利者に無断で、不特定多数のユーザにアクセス可能な状態にした疑い。男性は、同映画の日本での封切り(1月15日)を前に公開していたと見られており、県警は入手経路の特定を進めているという。

今回、摘発を行った兵庫県サイバー犯罪対策室は4月に発足されたばかり。これが初の着手となる。

2011年4月15日時点では、二人の逮捕は確認されていない(ACCS/JIMCA)。

追記:2011年4月20日

ACCSによると、芦屋市の男性は4月4日には兵庫県警に逮捕されていたとのこと。同男性は4月20日、著作権法違反(公衆送信権侵害)の容疑で、神戸地検姫路支部に追送検された。

芦屋市の男性の容疑は2011年2月24日、Shareを使用し、サンライズが著作権を有するアニメ「∀ガンダム」第50話を、権利者に無断で不特定多数に閲覧可能な状態にした疑い。

県警によると、家宅捜索などで、「うる星やつら」「鋼の錬金術師」等のアニメ、漫画コミックなど300タイトル、2万8千ファイルを公開していたことが確認されたという。

男性は調べに対し、「ダウンロード速度を安定させるため」にアップロードしていた、「たくさんの作品の放流元として有名になりたかった」(神戸新聞)と供述している。

兵庫県警によるサイバーパトロールの際に発見され、ACCSを通じて著作権者に連絡したという。

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2011年1月【一斉摘発】 Shareでを公開の男性 著作権侵害容疑で逮捕(埼玉県警)

share2011年1月13日、Shareを使用しアニメや映画を権利者に無断でShareネットワーク上に公開したとして、埼玉県警サイバー犯罪対策センターと大宮署は、東京都板橋区のタクシー運転手の男性(25)を著作権法違反(公衆送信権侵害)の容疑で逮捕した。

逮捕容疑は、2010年9月3日頃、Shareを使用し、映画「エヴァンゲリヲン新劇場版:序」、アニメ「クロスゲーム 第47話」(小学館集英社プロダクション)、「ドラゴンボール改 第69話」(東映アニメーション)、「機動戦士ガンダムOO セカンドシーズン」(第25話 サンライズ)、「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 第64話」(アニプレックス)、「新世紀エヴァンゲリオン 第26話」(キングレコード)の6作品を、不特定多数が閲覧可能な状態にした疑い。

県警サイバー犯罪対策センターによると、男性は「八百万の幼女」というトリップを使用し、Shareにて約3000作品を公開していたと見られている。男性は調べに対し、「みんなに見てもらいたかった。『2ちゃんねる』で好反響がありうれしかった」などと供述しているという。(MSN産経

男性のトリップを調べてみると、逮捕直前の2011年1月11日までShareでアニメを放流していたようだ。

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2011年1月【一斉摘発】 Shareで米ドラマを公開の男性 著作権侵害容疑で逮捕(山梨県警・神奈川県警)

share2011年1月11日、Shareを使用し米国のドラマを権利者に無断でShareネットワーク上に公開したとして、山梨・神奈川両県警合同捜査班は、横浜市の無職の男性(44)を著作権法違反(公衆送信権侵害)の容疑で逮捕した。

逮捕容疑は2010年10月6日、自宅PCにてShareを使用し、米ドラマ「コールドケース5」、「ザ・メンタリスト」(ワーナー・ブラザーズ・エンターテイメント/日本国際映画著作権協会)の2作品を不特定多数が閲覧可能な状態にした疑い。

山梨県警生活環境課によると、山梨県警によるファイル共有ソフトを用いた著作権侵害事件の摘発はこれが初となる。(毎日jp

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2010年9月: Winnyで映画公開の男性、著作権法違反で逮捕

winny_logo2010年9月27日、Winnyを利用し、日本公開前の映画をWinnyネットワーク上に公開したとして、京都府警ハイテク犯罪対策室と七条署は、茨城県日立市のホテル従業員の男性(37)を著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで逮捕した。

逮捕容疑は、2010年4月7日午前、自宅のパソコンからWinnyを使用し、日本での劇場公開2日前の米映画『シャッターアイランド』を不特定多数のユーザに公衆送信しうる状態にし、パラマウントピクチャーズの著作権を侵害した疑い。

京都府警によると、男性はこの映画ファイルをShareにて入手し、Winnyに「輸出」していたようだ。この映画ファイルにはファンサブ日本語字幕が付けられていたが、これはShareで入手した時点でつけられていたものと思われる。また、押収したPCを調べた結果、映画やアニメなど約2万1500点のファイルが保存されていた。「ネット上に流されていた作品を5年以上前から集め、共有ソフトで配信した」(日経新聞)と供述し、映画『シャッターアイランド』以外にも複数の映画やアニメなどを輸入していたようだ。

また、男性は調べに対し、「ダウンロードした作品を広く見られるようにするのは、同ソフトを使う者の常識。犯罪とはわかっていたが、逮捕されるとは思わなかった」(読売新聞 関西発)と供述しているという。

読売新聞 関西発によると、捜査の端緒として、「警察庁が今年1月に導入した、ファイル共有ソフトを使って流通する違法動画の監視システムで7月に見つかり、府警が捜査していた」とあり、発見した7月からさかのぼって、4月の二次的放流について検挙に至ったことが推測される。

なお、本件では「共有は常識」というフレーズが琴線に触れたのか、様々なニュースメディアがこの件を扱っているが、その表現もまた様々で実に味わい深い。

  • 「ダウンロードした作品を広く見られるようにするのは、同ソフトを使う者の常識。」(読売新聞 関西発
  • 「ファイル共有ソフトを使ってダウンロードしたものをソフト上にアップするのは、この世界では常識」(MSN産経ニュース
  • 「(流出させるのは)ファイル共有の世界の常識。」(毎日jp
  • 「ファイル共有はこの世界の常識」(asahi.com

さすがに朝日の表現は、発言の意図をねじ曲げているように感じる。以前にも書いたが、おそらく「なぜこのような行為(輸入/違法アップロード)を行ったのか」という問いを突き詰めていく過程で、「(違法)ファイル共有界隈ではそれが当たり前のルールだったから」という答えに落ち着いたというところかもしれない。供述がやや仰々しい言葉になるのも、警察の取り調べにおいて、「何となく」とか「あまり考えずにやっていた」という答えが答えにならず、明確な動機となる供述が出るまで掘り下げられるためなのだろう。

2010年11月29日、京都地裁にて初公判が開かれた。男性は起訴内容を認め、即日結審した。検察側は冒頭陳述にて、男性が情報の発信に満足感を覚えていたこと、逮捕までに数万のファイルを公開してきたことを指摘、「常習的犯行であることは明らかで、著作権者に与えた経済的被害は計り知れない」(MSN産経)として懲役1年6ヶ月を求刑した。 弁護側は、男性は反省しているとして、執行猶予付の判決を求めた。

2010年12月6日、京都地裁は男性に対し、懲役1年6ヶ月、執行猶予3年の有罪判決を下した。佐藤洋幸裁判官は複製権侵害についても認め、「著作権をないがしろにした身勝手な犯行だが、反省している」(MSN産経)として執行猶予付きの判決となった。

参考記事

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2010年6月: 映画『アバター』やNHK番組をShareで公開の男性、著作権侵害で逮捕

share2010年6月29日、Shareを使用し、映画などをShareネットワーク上に公開したとして、北海道警留萌署は、千葉県在住の製造業の男性(54)を著作権法違反(公衆送信権侵害)の容疑で逮捕した。

逮捕容疑は、2010年3月9〜10日、映画『アバター』やテレビ番組『NHKスペシャル』など4作品を、権利者に無断でShareネットワーク上に公開し、不特定多数のユーザに公衆送信しうる状態にした疑い。

MSN産経ニュースによると、この4作品以外にも、映画や音楽など400作品が男性のPCから公開されていた形跡があり、捜査を進めているという。

参考記事

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2010年3月: Shareで映画を公開した男性、著作権侵害で逮捕

share2010年3月31日、Shareを利用し、映画『アバター』や『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』をShareネットワーク上に公開したとして、京都府警ハイテク犯罪対策室と城陽署は、静岡県の無職の男性(62)を著作権法違反(公衆送信権侵害)の容疑で逮捕した。

逮捕容疑は、2009年12月20日午後4時頃に劇場公開前の映画『アバター』を、2010年3月11日午後11時頃に映画『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』をそれぞれ、Shareを利用し、不特定多数のユーザに公衆送信しうる状態にした疑い。男性は容疑を認め、「4年くらい前からシェアを使っていた。約500作品を流していた」(47News/共同通信)と供述しているという。

この摘発は、昨年12月当時、試験段階にあり、現在は正式に運用されている警視庁の「P2P観測システム」(警視庁プレスリリース)からの情報提供を受けた初の事例である。警視庁によると、このP2P観測システムは、「ファイル共有ネットワークを巡回してファイル情報を収集し、分析・検索を行なうシステム」だという。つまり、ファイル共有ネットワーク上におけるユーザの行動(一次放流など)も観測され、その記録が保存され続け、告訴などを受けて事後的に流通経路等の確認が可能になる。

参考記事

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2010年2月: PeerCastで映画を配信の男性、著作権侵害で逮捕

2010年2月22日、PeerCastを利用し、映画「ダイハード4.0」を無許諾でストリーミング配信したとして、神奈川県警サイバー犯罪対策センターと厚木署は、県内の無職の男性(32)を著作権法違反(公衆送信権侵害)の容疑で逮捕した。

逮捕容疑は、2009年8月20日午後、PeerCastを利用し20世紀フォックス・フィルム・コーポレーションが権利を持つ映画「ダイハード4.0を不特定多数のユーザに公衆送信しうる状態にした疑い。男性は容疑を認めているという。

男性は調べに対し、「仕事を辞めて引きこもり状態だった。映画が好きで、1人で見るより皆で見た方がいいと思った」(毎日jp)、「一人で映画を見るよりも、みんなと一緒に情報を共有し、ネット上の会話を楽しみたかった」(カナロコ)と供述している。

2006年9月から失業していた男性は、ほぼ毎日のように映画の違法配信を続け、1日に3度の配信を行なったこともあったという。

同ソフトは閲覧者同士でメッセージをやりとりできる機能があるといい、約200〜300人が見ていたときもあるという。

と報じられているように、多数の視聴者がいたようで、そこでの会話がこうした配信の動機だったのかもしれない。

なお、PeerCastによる違法ストリーミング配信による検挙は、2009年9月の逮捕に続いて2例目。

参考記事

8

2010年2月: 海外映画をShareで公開の男性、著作権侵害で逮捕

share2010年2月8日、Shareを利用し、「ゴッドファーザー」などの映画をShareネットワーク上に公開したとして、長野県警生活環境課と長野南署は、同県の飲食店経営の男性(38)を著作権法違反(公衆送信権侵害)の容疑で逮捕した。

逮捕容疑は、2009年11月上旬、米国パラマウント・ピクチャーズが権利を持つ映画「ゴッドファーザー」を、権利者に無断でShareネットワーク上に公開し 不特定多数のユーザに公衆送信しうる状態にした疑い。男性は容疑を認めているという。

長野県警によると、男性は英語音声の映画に日本語吹き替えや自作の字幕を追加して配信していたという(Sponichi Annex)。男性のPCからは「24 シーズン7」なども配信されていたと見られており、余罪についても調べを進めている(YOMIURI ONLINE/長野)。

2009年9月、日本国際映画著作権協会(JIMCA)が、最新映画がレンタル開始直後より数日のうちにネット上に流通しており、それに長野県内のユーザが関わっていると相談したことが捜査の端緒となった(信濃毎日新聞)。

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