なぜかこの時期に立て続けに発生したファイル共有ソフト利用者をターゲットにした振り込め詐欺。おそらく同一の詐欺師集団がやってたんじゃないかなと思えるのだが…。
2004年5月27日、日本レコード協会(RIAJ)は、同協会から委託を受けたと称する(株)グローバルジャパンという会社から、ファイル共有ソフトを利用し違法に音楽データをやり取りしているとして損害賠償の支払いを求める葉書が送付されている、として注意を喚起している。RIAJは同社との関わりは全くない、とのことで、これまた著作権団体が詐欺に利用された形となった。
その葉書の内容は、
「貴方様がインターネットご利用時に使用されたファイル交換ソフトから違法な音楽データ等のやりとりが確認されました。よって著作権及び著作隣接権の対象となる音楽ファイルなどを許諾なく公開しているとみなします。(中略)日本の著作権法では、これらの著作権及び著作隣接権の侵害行為は、民事上差止請求となります。」
社団法人 日本レコード協会|プレスリリース
というもので、まぁずいぶんとへたっぴぃな文書だなと。また、和解案として、損害賠償として428,000円の支払いが求められていた。この文書の全文は、架空請求データベースにも掲載されている。
また、この架空請求詐欺事件と同様の文面が用いられた葉書が、JBC MUSICなる別の会社から送りつけられるというケースもあった。これも同様に詐欺なのだが、こちらは運悪く架空請求詐欺バトラーに見つかってしまい、そのやり取りが音声記録として残されている。
これは痛快過ぎる。
参考リンク