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もうだめぽニュース

P2Pファイル共有に関連した国内検挙事例、裁判を振り返ります。

アダルトアニメ

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2011年8月:Shareで一般アニメ、アダルトアニメを公開の男性、著作権侵害で逮捕

share2011年8月25日、Shareを使用して「とある魔術の禁書目録II」などのアニメを不特定多数に公開していたとして、愛知県警生活経済課と千種署は、愛知県岩倉市の会社員の男性(40)を著作権法違反(公衆送信権侵害)の容疑で逮捕した。男性は容疑を認めているという。

逮捕容疑は、2011年6月14日にコンピュータソフトウェア倫理機構正会員のアダルトアニメ作品を、2011年6月25日に「とある魔術の禁書目録供彗08話「大覇星祭」(アスキー・メディアワークス)を、Shareを使用して不特定多数に送信可能な状態にした疑い。

逮捕同日に行われた家宅捜索では、パソコン2台、ハードディスクケースなど5台(HDDは16台)が押収された。調べによると、男性はShareにて2万点以上、2.7TBものファイルを公開しており、その多くは成人向けのアニメーション作品であったという。男性は、Shareでダウンロードしたファイルをアップロードしていたという。

男性は10年ほど前からWinnyを使用し始め、3,4年ほど前から欲しいファイルが流通しているとの理由から、Shareに移行した。

男性は調べに対し、「ダウンロードするためにはアップロードしなければならないので」(ACCS)、「ダウンロードするためにはアップロードしなくてはいけないと思った」「Shareの利用者の間で『18禁アニメ等のアダルトコンテンツは取り締まっていない』との噂があったので大丈夫と思いアップロードしていた」(ソフ倫)などと供述しているという。

本件は、愛媛県警のサイバーパトロールにより発覚し、ACCSおよびソフ倫に連絡がいったものと思われる。ソフ倫によると「当機構調査部では、愛知県警からの要請により、アップロードされた大量のファイルに関する照会と真贋鑑定を実施し、全面的な捜査協力を行っています」とのこと。

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2011年5月:Shareでアダルトゲームとアダルトアニメを公開の男性、著作権侵害容疑で逮捕

share2011年5月31日、Shareを使用し、ゲームおよびアニメ作品を不特定多数に送信可能な状態にしたとして、愛知県警生活経済課と豊田署は、愛知県のアルバイトの男性(37)を、著作権法違反(公衆送信権侵害)の容疑で逮捕した。

逮捕容疑は、2011年1月13日と14日、自宅のパソコンからShareを使用し、コンピュータソフトウェア倫理機構(以下ソフ倫)会員社が著作権を有するゲームおよびアニメ作品を、権利者に無断で不特定多数に自動送信しうる状態にした疑い。また、同時に無修正のわいせつ画像や動画を公開していたことから、猥褻図画公然陳列の容疑でも逮捕されている。

男性は調べに対し、趣味で収集していたことを認めているという。

ソフ倫のニュースリリースによると、本件は、愛知県警によるサイバーパトロールの際に発覚し、ソフ倫にファイルの照会があったことから、ソフ倫会員社2社による告訴に至ったという。

著作権侵害の対象となったゲームソフトおよびアニメDVDの詳細については明らかにはされていないものの、ソフ倫の会員社が、主にアダルトコンテンツメーカーから構成されていることから推測するに、これらはアダルトゲーム(いわゆるエロゲ)、アダルトアニメであると考えられる。

ソフ倫会員社のゲーム、アニメ作品に対する著作権侵害が刑事事件化したのは、本件が初めてというわけではなく、2010年2月のAVアップロード(Share)、2011年1月の一斉摘発などでも見られている。

なお、このニュースリリースの末尾には以下のような文章が掲載されている。

当機構調査部では、愛知県警からの要請により、アップロードされたファイルに関する真贋鑑定を実施し、全面的な捜査協力を行っております。

ここを読む限りでは、ソフ倫側が積極的に捜査を働きかけたというよりは、愛知県警からの要請に応じて当該ファイルの鑑定を行ったようにも思われる。もちろん、以前から会員社コンテンツの著作権侵害に対する告訴について相談していたために、愛知県警からコンタクトがあった可能性もある。いずれにしても、警察のサイバーパトロール中に発見した著作権侵害を、権利者に報告するというスキームが出来上がりつつあるようだ。

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2011年1月【一斉摘発】 Shareでアダルトアニメを公開の男性 著作権侵害容疑で逮捕(宮城県警)

share2011年1月14日、Shareを使用しアニメなどを権利者に無断でShareネットワーク上に公開したとして、宮城県警サイバー犯罪対策室と仙台東署は、宮城県仙台市の無職の男性(33)を著作権法違反(公衆送信権侵害)の容疑で逮捕した。

逮捕容疑は2010年12月11日、自宅PCからShareを使用し、「性描写が含まれるアニメ」を不特定多数のユーザが閲覧可能な状態にした疑い。

2010年12月上旬、県警サイバー犯罪対策室のサイバーパトロールにて、Shareネットワーク上の同男性を発見したことが捜査の端緒となった。

河北新報社の報道では「性描写が含まれる」アニメとあるが、あくまでも著作権法違反事件であることに注意。このアニメが何という作品であるのかは明らかにはなっていないが、不正商品対策協議会(ACA)の報道資料には掲載されていないことを考えると、ACCS、JVA、RIAJ、JASRACなどACAの会員団体加盟企業以外の作品ではないかと推測される。

あえて「性描写が含まれる」としたのは、アダルトアニメってことなんでしょうか。

追記

コンピュータソフトウェア倫理機構のニュースリリースによると、2011年4月、男性に対し、懲役1年6ヶ月、執行猶予3年の有罪判決が下されたとのこと。

また、著作権侵害の対象となった作品については、ソフ倫会員社が著作権を有するDVDアニメ作品とあることから、アダルトアニメであると思われる。

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