2010年12月14日、Cabosを使用し、児童ポルノ動画をGnutellaネットワーク上に公開したとして、福井県警は、福井県越前町の会社員の男性(58)を児童売春・ポルノ禁止法違反(公然陳列)の容疑で現行犯逮捕した。
逮捕容疑は同日、Cabosを使用し、小学生以下と見られる女児のわいせつな動画を不特定多数に閲覧可能な状態にした疑い。男性は容疑を認めているという。
同県警によるサイバーパトロール中にこの動画を発見したことが捜査の端緒となった。
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2010年12月14日、Cabosを使用し、児童ポルノ動画をGnutellaネットワーク上に公開したとして、福井県警は、福井県越前町の会社員の男性(58)を児童売春・ポルノ禁止法違反(公然陳列)の容疑で現行犯逮捕した。
逮捕容疑は同日、Cabosを使用し、小学生以下と見られる女児のわいせつな動画を不特定多数に閲覧可能な状態にした疑い。男性は容疑を認めているという。
同県警によるサイバーパトロール中にこの動画を発見したことが捜査の端緒となった。
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2010年12月5日、 Cabosを使用し児童ポルノ動画をGnutellaネットワーク上に公開したとして、兵庫県警少年育成課と伊丹署は、大阪市の会社員の男性(39)を児童買春・ポルノ禁止法違反の容疑で逮捕した。
逮捕容疑は11月12日、自宅パソコンからCabosを使用し、5年前にインターネット上に流れた15歳の少女のわいせつ動画を不特定多数のユーザに閲覧可能な状態にした疑い。
12日、県警がサイバーパトロールを実施した際、少女の動画を発見したことが捜査の端緒となった。
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2010年10月20日、Cabosを使用して児童ポルノ画像を不特定多数のユーザに閲覧させる目的で所持していたとして、千葉県警は、兵庫県西宮市の会社員の男性(23)を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(公然陳列目的所持)の容疑で現行犯逮捕した。
逮捕容疑は、2010年10月20日、Cabosを使用し、Gnutellaネットワーク上の不特定多数のユーザに、自宅PC内に保存された児童ポルノ画像を閲覧させる目的で所持していた疑い。
千葉県警のサイバーパトロール中に画像が発見されたことが捜査の端緒となった。
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2010年9月6日、Cabosを利用し、児童ポルノ画像をGnutellaネットワーク上に公開したとして、福島県警と郡山署、須賀川署の共同捜査班は、福島県白河市の会社員の男性(25)を児童買春・ポルノ禁止法違反(提供目的所持)の容疑で、茨城県日立市の男性(28)を児童買春・ポルノ禁止法違反(公然陳列)とわいせつ図画公然陳列の容疑で逮捕した。
2人の男性の逮捕容疑は、2010年7〜9月にかけて、Cabosを使用し、女児のわいせつな画像を不特定多数のユーザに閲覧可能な状態にした、または提供目的で所持した疑い。両名とも翌7日に送検された。
男性はいずれも、他のファイル共有ネットワーク上で画像を繰り返し収集し、Gnutellaネットワーク上で公開していたようだ。また、福島民報によると、「出回っていない画像をファイル共有ソフトに提供すると利用者からの『評価』が上がることが、画像を収集していた背景の一つにあるとみられる」とあり、Gnutellaに見られるファイル交換文化が新規性の高いファイルの収集を動機づけたものとも思われる。
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2010年2月25日、Cabosを利用し、桑田佳祐作詞作曲で平井堅がカバーした「白い恋人達」をGnutellaネットワーク上に公開したとして、香川県警は、同県の飲食店経営の男性(33)を著作権法違反(公衆送信権侵害)の容疑で逮捕した。
逮捕容疑は、2009年12月12日から15日までの間、自らが経営する飲食店内で、日本音楽協会(JASRAC)が権利を持つ楽曲データを、Cabosを利用し権利者に無断でGnutellaネットワーク上に公開し、不特定多数のユーザに公衆送信しうる状態にした疑い。男性は容疑を認めているという。
Gnutella系クライアントを利用した著作権侵害での逮捕は、これが初のケースとなる。これまでもLimeWire、Cabos共に検挙事例はあったのものの、児童ポルノ、わいせつ図画陳列に関わるものであった。本件で男性を逮捕した香川県警は、昨年12月にも児童ポルノを共有していたCabosユーザを逮捕している。
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2010年1月6日、Cabosなどのファイル共有ソフトを利用して、児童ポルノ動画をネットワーク上に公開したとして、千葉、愛知両県警の共同捜査本部は18都道府県の男性、少年ら計48名を、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(公然陳列)の容疑で検挙したと発表した。
この男性らは、2009年2月から10月にかけて、Cabosなどを利用し、女子中学生の猥褻な動画や画像を、Gnutellaネットワーク上の不特定多数のユーザに閲覧可能な状態に置いた疑い。
検挙されたのは18都道府県の18〜55歳の男性48名。このうち、3名が逮捕された。MSN産経ニュースによれば、「捜査員が家宅捜索をした際、証拠隠滅をはかったり、所有のパソコンが画像の公開を続けていたりしたため、捜査本部は悪質性が高いと判断」し、逮捕に踏み切ったのだという。
逮捕者されたのは、東京都の私立中学教諭、東京都の研究員、茨城県の会社員(いずれも30代)。研究員、会社員は略式起訴され、罰金50万円を納付している。また、中学教諭については保釈後、引き続き任意捜査が続けられているという。(47NEWS)
残りの45名は、書類送検または補導された。この中には公立中学の教諭、消防職員、高校生などが含まれていた。
2008年10月、千葉県内の教育関係者が「知っている女の子のポルノ画像がファイル共有ソフトで流れている」(毎日.jp)と県内の警察署に相談したことで、捜査が開始された。送信元の1つが愛知県内であることが判明したことから、千葉県警と愛知県警が共同で捜査を進めていたという(東京新聞)。
なお、東京新聞の報道では、「『Cabos(カボス)』など二つのファイル共有ソフトを使い」とあることから、おそらく検挙されたユーザが利用していたクライアントには同じGnutellaサーバントのLimeWireも含まれるのだろう。
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2009年12月4日、Cabosを利用し、児童ポルノをGnutellaネットワーク上に公開したとして、香川県の会社員男性(23が、を児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で、香川県警に逮捕された。
逮捕容疑は9月20日午前3時7分から午前6時44分までの間、自宅のパソコンからCabosを利用し、ファイル共有ネットワークから入手した小学生くらいの女児の猥褻な画像や動画をGnutellaネットワーク上で公開した疑い。男性は容疑について認めているとのこと。
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ファイル共有ソフト「Cabos」を利用し、児童ポルノ画像をインターネット上に公開していたとして、愛知県警は愛知県の会社員男性(25)ら全国の10代〜50代の男性10人を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(公然陳列)の容疑で10月末までに書類送検した。
愛知県警少年課は、今年5月から児童ポルノの操作にCabosを導入し、Gnutellaネットワーク上にて日本人中学生の少女の猥褻画像がが共有されていることを確認し、捜査に乗り出したという。
10名のユーザらは互いに面識はなく、「カボスは初心者でも扱いやすかった。みんながダウンロード(入手)しているので捕まらないと思った」( asahi.com )と調べに対し話している。
書類送検された10名のうち3名が略式起訴され、罰金50万円の略式命令を受けたが、残りの7名には刑事処分が出されていないという。
略式命令を受けた静岡県の会社員(37)の場合、約4年前に妻から「映画や音楽をダウンロードできるソフトがある」と頼まれ、カボスをパソコンに導入。児童ポルノやわいせつ画像を次々に入手して、パソコンに保存、公開していた。容疑になった少女の画像は今年2〜3月ごろにカボスで入手したという。
児童ポルノ公開の疑い、交換ソフト利用の10人書類送検 - asahi.com
とあるように、Gnutellaネットワーク上で入手し、そのまま公開していたことで、書類送検に至ったものと思われる。
なお、当該の児童ポルノ画像の撮影者自身はCabos等を利用してGnutellaネットワーク上に流通させたわけではなく、何らかの方法でネット上に流出してしまったものだという。
asahi.comの記事では、「カボス利用者のネットワーク」とあるのだが、Cabosは独自のネットワークを持っているわけではなく、あくまでもGnutellaネットワークに接続する1クライアントである。なので、今回書類送検された10名のユーザすべてがCabosを利用していたとも考えにくく、中にはLimeWireを利用していたユーザもいたのではないかと思われるのだが。
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