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もうだめぽニュース

P2Pファイル共有に関連した国内検挙事例、裁判を振り返ります。

2010年02月

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2010年2月: CabosでJPOPを公開した男性、著作権侵害で逮捕

Cabos_Logo2010年2月25日、Cabosを利用し、桑田佳祐作詞作曲で平井堅がカバーした「白い恋人達」をGnutellaネットワーク上に公開したとして、香川県警は、同県の飲食店経営の男性(33)を著作権法違反(公衆送信権侵害)の容疑で逮捕した。

逮捕容疑は、2009年12月12日から15日までの間、自らが経営する飲食店内で、日本音楽協会(JASRAC)が権利を持つ楽曲データを、Cabosを利用し権利者に無断でGnutellaネットワーク上に公開し、不特定多数のユーザに公衆送信しうる状態にした疑い。男性は容疑を認めているという。

Gnutella系クライアントを利用した著作権侵害での逮捕は、これが初のケースとなる。これまでもLimeWire、Cabos共に検挙事例はあったのものの、児童ポルノ、わいせつ図画陳列に関わるものであった。本件で男性を逮捕した香川県警は、昨年12月にも児童ポルノを共有していたCabosユーザを逮捕している。

参考記事

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2010年2月: PeerCastで映画を配信の男性、著作権侵害で逮捕

2010年2月22日、PeerCastを利用し、映画「ダイハード4.0」を無許諾でストリーミング配信したとして、神奈川県警サイバー犯罪対策センターと厚木署は、県内の無職の男性(32)を著作権法違反(公衆送信権侵害)の容疑で逮捕した。

逮捕容疑は、2009年8月20日午後、PeerCastを利用し20世紀フォックス・フィルム・コーポレーションが権利を持つ映画「ダイハード4.0を不特定多数のユーザに公衆送信しうる状態にした疑い。男性は容疑を認めているという。

男性は調べに対し、「仕事を辞めて引きこもり状態だった。映画が好きで、1人で見るより皆で見た方がいいと思った」(毎日jp)、「一人で映画を見るよりも、みんなと一緒に情報を共有し、ネット上の会話を楽しみたかった」(カナロコ)と供述している。

2006年9月から失業していた男性は、ほぼ毎日のように映画の違法配信を続け、1日に3度の配信を行なったこともあったという。

同ソフトは閲覧者同士でメッセージをやりとりできる機能があるといい、約200〜300人が見ていたときもあるという。

と報じられているように、多数の視聴者がいたようで、そこでの会話がこうした配信の動機だったのかもしれない。

なお、PeerCastによる違法ストリーミング配信による検挙は、2009年9月の逮捕に続いて2例目。

参考記事

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2010年2月: Shareでアダルトビデオを公開の会社員、著作権侵害で逮捕

share2010年2月16日、札幌東方面警察署は、コンテンツ・ソフト協同組合(CSA)加盟2社が著作権を有するアダルトビデオの映像データをShareネットワーク上に公開した会社員を、著作権法違反(公衆送信権侵害)の容疑で逮捕した。この会社員は3月8日には起訴、3月10日には追起訴されている。ファイル共有ソフトを使用したアダルトビデオの著作権侵害による摘発は、これが初めて。

CSAはアダルトコンテンツ(映像、ゲーム)メーカー102社が加盟する業界団体で、業界全体として「デジタル時代に対応する『ビジネスシステム構築』、『知的財産保護意識の向上』など、業界の発展・健全化を促進」に取り組んでいるという。

CSAは2009年よりファイル共有ソフトを利用した著作権侵害問題に取り組んでおり、アダルトコンテンツの海賊版調査を行うなど対策に乗り出していた。今回の摘発に際しては、コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の協力を仰ぎ、映像データの一次放流者を特定、刑事告訴に至った。

メンズサイゾーの記事によると、海賊版、著作権など問題について、他業界団体との横断的な連携も含めて、今後も対処していくとのこと。

追記

コンピュータソフトウェア倫理機構のニュースリリースによると、この男性はソフ倫会員社が著作権を有するゲームを公衆自動送信しうる状態にし、また無修正のわいせつ動画も公開していたことから、2010年3月10日に著作権法違反(公衆送信権侵害)とわいせつ図画公然陳列の容疑で、札幌地検に追送致された。

ソフ倫会員社の作品となると、おそらくはアダルトゲーム(エロゲ)であると考えられる。

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2010年2月: わいせつ動画をShareで公開した男性、わいせつ図画陳列で逮捕

share2010年2月9日、Shareを利用し、わいせつ動画を同ネットワーク上に公開したとして、徳島県警は、同県内の船員の男性(50)をわいせつ図画陳列の容疑で逮捕した。

逮捕容疑は、2010年2月初旬、Shareネットワーク上にわいせつ動画十数点公開し、不特定多数のユーザに公衆送信しうる状態にした疑い。男性は容疑を認めているという。「自分が(動画を)もらうばかりでは悪い」と供述している(MSN産経ニュース)。

児童ポルノでの検挙者は最近増えてきているが、わいせつ図画陳列で逮捕されるのは過去を見てもあまりない。Shareネットワーク上には多数のわいせつ動画が流通している。そこへきてなぜこの男性が逮捕されるに至ったのか、が疑問だ。サイバーパトロール中に「たまたま」県内の男性がわいせつ動画を公開しているのを発見した、というのだろうか。それとも、誰かからの相談等を受けてのことなのか。それとも、児童ポルノでの検挙をしたかったが、とりあえず猥褻図画陳列で逮捕したのだろうか。

参考記事

8

2010年2月: 海外映画をShareで公開の男性、著作権侵害で逮捕

share2010年2月8日、Shareを利用し、「ゴッドファーザー」などの映画をShareネットワーク上に公開したとして、長野県警生活環境課と長野南署は、同県の飲食店経営の男性(38)を著作権法違反(公衆送信権侵害)の容疑で逮捕した。

逮捕容疑は、2009年11月上旬、米国パラマウント・ピクチャーズが権利を持つ映画「ゴッドファーザー」を、権利者に無断でShareネットワーク上に公開し 不特定多数のユーザに公衆送信しうる状態にした疑い。男性は容疑を認めているという。

長野県警によると、男性は英語音声の映画に日本語吹き替えや自作の字幕を追加して配信していたという(Sponichi Annex)。男性のPCからは「24 シーズン7」なども配信されていたと見られており、余罪についても調べを進めている(YOMIURI ONLINE/長野)。

2009年9月、日本国際映画著作権協会(JIMCA)が、最新映画がレンタル開始直後より数日のうちにネット上に流通しており、それに長野県内のユーザが関わっていると相談したことが捜査の端緒となった(信濃毎日新聞)。

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