winmx_logo2009年3月11日、RIAJ(日本レコード協会)は、メンバー企業10社がISP2社に対し、2008年11月から2009年2月にかけて、WinMXを利用し、権利者に無断で音楽ファイルを公開していた4名の氏名開示請求を行った。RIAJは、この4名がレコード会社10社の持つ著作隣接権を侵害するものであるして、プロバイダ制限責任法第4条1項に基づき、4名の発信者情報の開示を求めた。

RIAJは、WinMXのIM機能を利用し、違法に音楽を共有しているユーザに警告を行うという活動を行ってきたが、その中でも複数回の警告に従わないユーザを「悪質である」と判断し、開示請求に踏み切ったのだという。

なお、その後の2009年9月、RIAJは発信者情報が開示された2名との和解が成立したことを公表している。

RIAJは2004年から2006年にかけて、WinMXを利用して音楽を共有していたユーザの情報開示請求および和解手続きを進めていたが、数年の空白期間の後に、再びこうした活動を行ったと見られる。

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