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もうだめぽニュース

P2Pファイル共有に関連した国内検挙事例、裁判を振り返ります。

2008年03月

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2008年3月: Winnyユーザ2名が書類送検、アプリケーションのダウンロードで

winny_logo2008年3月24日、福岡県警生活経済課と筑紫野署は、Winnyを利用し、ゼンリンのソフトウェアを無断でアップロードできる状態にしたとして、兵庫県の警察官男性(31)、福岡県の会社員男性(35)を、著作権法違反(公衆送信権侵害)の容疑で、福岡地裁に書類送検した。これまでの事例に加えると4例目。

この事件は、容疑者の1人が警察官だったと言うこともあって、ダウソ板ではそれなりに盛り上がっていたが、それ以外にも、一次放流者ではない二次的なアップローダーがターゲットになったのではないか、ということで話題になっていた。

福岡県警は、警察官男性が「意図的に著作権を侵害するつもりはなかった」(asahi.com)としながらも、「データをダウンロードすれば自動的に不特定多数が入手できる状態になるウィニーの特性」を認識した上でダウンロードしており、著作権法違反(公衆送信権侵害)に当たると判断したという(時事通信)。

しかし同年6月30日、福岡地検は、「(地図情報は)たまたまネットで閲覧できる状況だった」として、男性警察官が故意に流出させた可能性は低いと判断、警察官男性を起訴猶予処分とした(47NEWS)。

なお、この警察官男性には停職1か月の処分が下された。

まぁ、この一件をもって、ダウンローダーもアップローダーと同様の責任を負うのかどうか、という問題の答えが出たというわけでないので、お墨付きを与えられたと勘違いしないように。

もう1点、この事件が興味深い点は、これまでファイル共有における検挙事例は全て京都府警によるものであったが、この件では福岡県警であった。起訴猶予処分には終わったが、各都道府県警でのファイル共有事件への対応は進みつつあることが伺われる。

参考記事

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2008年3月: Winny暴露ウィルスによる児童ポルノ画像流出、撮影者の男性を書類送検

winny_logoWinny暴露ウィルスに感染したPCより漏洩した児童ポルノ画像がネット掲示板等で話題となり、PCの所有者であり児童ポルノ画像を撮影した神奈川の会社員男性(41)が出頭、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造)のの容疑で横浜地検に書類送検されていたことが、2008年3月13日にわかった。

男性は、知人女性宅で女性の長女(10)が寝ているところを、衣服を脱がせ、下半身などを撮影し、PCに保存していた。Winny暴露ウィルスに感染したことにより、そのデータや、男性の氏名、住所、電話番号、メールアドレス等情報が漏洩し、その情報を取得した人物が2ちゃんねるにて報告したことで、この事件が発覚した。

男性は当初ウィルスに感染したことに気づいていなかったが、メールで本人に通知する人物が現れるなどして、情報漏洩と事件の発覚を知った。言い逃れできないと悟った男性は、当時の上司に付き添われて出頭した。

この一件は、Winnyを利用していたことで発覚した事件であり、直接関連するニュースではないのかもしれないが、その過程にP2Pファイル共有が大きく関わっているため、掲載することにする。なお、この記事は、漏洩した情報を入手し、個人を特定することを是とするものではない。

参考記事

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