winmx_logoファイル共有ソフトを利用した著作権侵害で世界初の逮捕事例。

2001年11月28日、京都府警ハイテク犯罪対策室、山科署、五条署は、アドビの「Photoshop」などのソフトウェアをWinMXを利用して共有し、著作権を侵害したとして専門学校生、大学生の男性2名を逮捕した。

ACCSによると、この2名の男性は結果的に、他ユーザを圧倒するほどのヘビーユーザであったためにターゲットとされた、という。ACCSのニュースリリースによると大学生は

ACCS会員各社のソフトウェア約100タイトル(総額700万円相当)を含む約2,400個という大量のファイルを、ファイル交換ソフトを起動させるたびに送信可能な状態にしていたほか、ユーザーネームを頻繁に変えていたことも分かっており、ネットワークの匿名性を利用した極めて悪質

ファイル交換ソフトで世界初の刑事摘発 | 著作権侵害事件 | ACCS

とされた。また、専門学校生も

パソコンのハードディスクに記録したビジネスソフトなど500以上のファイルを、反復継続して、不特定のインターネットユーザーに対して送信できる状態にし、著作権者の公衆送信権(送信可能化権)を侵害

ファイル交換ソフトで世界初の刑事摘発 | 著作権侵害事件 | ACCS

していたとされる。さらに専門学校生は、音楽ファイルの公開も判明し、JASRAC、レコード会社2社からも著作権および著作隣接権の侵害の容疑で刑事告発され、その後、京都簡裁で罰金40万円の略式命令をうけた。

なお、大学生は家裁に送致されたとのこと。

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